元トラッカーのぎん丸です。
トラックドライバー時代に行ってよかった温泉地も今回で3か所目になります。
トラックドライバーの特権と言うか、やはり仕事上高速道路を使っての移動が多くなるのは常日頃のことです。
とかく全国を走り回るうえで、一番嬉しい瞬間とも言える自分が気になっていた観光地に入ること。
そんなトラックドライブの途中で出会った四国は愛媛松山にある道後温泉もその一つです。
本州をまたいで四国に到着するまでの道中も中々の楽しいものでした。
そんなわくわく感も伝わってくるような旅の感覚も味わいながら、トラックドライバーをやっていて良かったと思ったものです。
今回は道後温泉中心にいろんなスポットをトラックドライバー目線も踏まえて紹介していきます。
目次
道後温泉へのルートはやっぱり瀬戸大橋!
さて、まずはトラックドライバーならずしも車で道後温泉に向かう途中には瀬戸内海を縦断すると言う醍醐味があります。
本州側から、山陽道の岡山インターチェンジから倉敷ジャンクションまで走り、そして、瀬戸中央道に突入。
早島インターチェンジ、坂出インターチェンジと道すがら、瀬戸内海を眼下にかすめながら一気に四国に突入します。
そして、高松道坂でジャンクションから松山道に入り、松山インターチェンジに到着します。
その後、高速道を降り一般道経由で道後温泉に到着です。
この時通過する瀬戸中央道は、あの瀬戸大橋を経由しながらのルートとなります。
以前にもブログで紹介しましたがやっぱり実物は素晴らしい!の一言です。

そして、晴れた日は特に最高で瀬戸大橋から各島を綱渡りしながら進むルートはそれだけでドライブ気分満載にしてくれるほどの絶景です。
もしトイレとか心配でしたら、本州側瀬戸大橋に入る手前で鴻ノ池SAがありますので、立ち寄ることお勧めします。
お時間に余裕があるならば、この鴻ノ池SAで遊んでみるのも良いではないでしょうか。
高速のSAは私が現役時代は本当に休憩するための場所で、小腹がすいたら自販機のハンバーガー(今や幻となりつつあるが、某ファーストフードよりも美味しかったような)をほおばり、さあ出発みたいな感じでした。
しかし、今や観覧車はあるは、食べ物も超豪華でSAそのものが訪れる目当てとなっていることも多いほどSAには施設が充実しています。
このSAも自然が味わえるSAでドッグランも併設されているので、愛犬と遊べたりするのです。
もちろん瀬戸内海の絶景も望めるので、道後温泉旅プランに入れてみても良いでしょう。
道後温泉日本最古の温泉の街はまるで異次元空間のよう
岡山から約1時間30分ほど走ると、道後温泉に到着です。
着いたらそこはなんだか今までの雰囲気とはちょっと違った感じの印象を受けます。
それは何とも風情のある景色。
なにやら「千と千尋の神隠し」の温泉のモチーフになったとか。
トラックドライバーをしているとある意味雰囲気の違いには敏感になるもので、この道後温泉もそんな印象を受けながら、ちょっと休憩してみました。
豆知識程度で日本最古の温泉と言われていることは知っていましたが、どれくらい古いのかふと気になり調べてみると、なんと歴史の授業で習った日本書紀には既に記述があったのだそうです。

てことは、単純に1000年以上の歴史があると言うことになります。
これが異次元を感じた原因の一つかと思いつつ、近くにトラックを止めさらに気になったので少し歩くことにしました。
道後温泉駅前の「坊ちゃんからくり時計」
温泉地のいわゆる特徴と感じることは、駅前には必ずと言っていいほどその温泉に由来する、何かしらのモニュメントがあったりすることです。
そういえば別府駅の駅前にも面白い銅像がありました。

いろんな温泉地に辿り着くたびに、その温泉地に由来するものがあります。
今回紹介している道後には、道後温泉駅と言うメインの玄関口があります。
パッと目に着いたのが大きな時計。
その名も坊ちゃんカラクリ時計。

「坊ちゃん」とは、あの夏目漱石の代表作のことです。
読んだことが無くても、日本人誰しもが知っている名作の舞台がここ道後と言うことで、その記念を擁して作られたのがこのカラクリ時計らしいのです。
8時から22時の間、毎時坊ちゃんのカラクリ時計から、登場人物が現れ時を告げているもようです。
今でも現役で、観光客の撮影スポットになっています。
残念ながら時間の関係上、カラクリ時計を楽しむことは出来ませんでしたが。
道後温泉本館に圧倒される
そんな坊ちゃんの聖地であると同時に、千と千尋の神隠しのモデルにもなったとも言われる道後温泉本館に出会います。
道後温泉といえばここ!と必ず目にする道後温泉本館。

なんとも佇まい豊かであり、その存在感には圧倒されましたね。
温泉宿とは思えないほどの風格を醸し出しているこの建物自体を見るだけで充分、道後温泉に来た感満載になります。
そんな風格をチョイスした、宮崎駿監督のセンスもさすがだなと感じさせてくれながら、この温泉街をふらつくだけでも充分に気分転換することが出来ました。
夏目漱石から宮崎駿までに認められた日本最古の温泉地には、まだまだ遊びスポットも多く存在しますが、この記事を読んでくださる方には少しでも坊ちゃんと、千と千尋の神隠しをかじってから来てみて欲しいかと思うのであります。
そうしたらきっとまた違った楽しみ方も出来ると思いますよ。
ちなみにこの本館は明治27年に建てられたもので、国の重要文化財にもなっている貴重な建物です。
建築マニアの方にはたまらないスポットではないでしょうか。
道後温泉は建築マニアや城マニア、ソウルフードも楽しめる
今回は道後温泉そのものもちろんですが、トラックドライバー目線で紹介していることもあり、なるべく旅の参考になるようなことを紹介したいです。
温泉で足を延ばしたら、それからもっと足を延ばして松山城に行ってみてはいかでしょうか?
この松山城、実は作りは姫路城と同じ形式のもので立ち姿が立派です。
江戸時代初めに建築され、国の重要文化財に指定されている穴場的な名所です。
特におすすめの季節は春。
桜が満開な中で見るお城は建築マニアの方やお城マニアの方ならず、多くの方が訪れるスポットなのです。
そして、今や全国でも珍しくなった路面電車が松山に走っており、道後温泉から直通10分程で松山城に着くことができます。
富山市内とか愛知の豊橋で路面電車には出会ったきりでしたので、少し新鮮な感じを受けました。
そういえば、岡山、広島にも路面電車が走っていましたね。
ぎん丸の住む関東では特に珍しい路面電車。
そんな風情を楽しめるのもこの道後界隈の魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
そして、やっぱり食べたいですよね?
観光地に来たからには仕事中でも少しでも観光気分に浸りたいと思いつつ、探しましたよ。
鎌倉「小町通り」ならぬ「道後ハイカラ通り」
なんだか鎌倉の小町通りを連想させる通りが。
小さなお店がこの通りに連なるグルメスポットが。
しかも、お手頃で食べ歩きオッケーと来たからにはちょっと覗いてみたくなるのもドライバーの性と言うものです。
ジャコ天、おだんご、麦酒、パン、揚げたてコロッケ、ぬれおかきなどなどのご当地ソウルフードオールスターの面々。
なかでもジャコはこの辺りの名物と言うことで、気軽に味わえるおすすめご当地グルメの一つです。
それをほおばりつつ、散歩がてらふらふらするだけものんびり出来ました。
残念ながら、麦酒は味わえませんでした。トラックドライバーですからね・・・。
麦酒は今度のお楽しみにとっておくこととしても、ここまでの滞在時間は1時間足らず。
それだけコンパクトな観光地で、年齢に関係なく、どなたでも気軽に楽しめる温泉観光地と言った感じでしょうか。
日帰りでも充分に楽しめる印象を受けます。
今回はあえて、温泉そのものの細かい部分には触れていないのにお気付きでしょうだと思います。
逆に言うと温泉以外にも魅力がると思った観光地でした。
もちろん、この辺りは温泉地ですので、様々な温泉があり道後温泉本館以外にも立派な温泉宿が多く存在します。
道後本館ももちろんですが、今度はゆっくり温泉にも浸りながら訪れてみたいと思った次第でした。少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
