建築業界、運送業界、特殊輸送のプロ集団重量屋を目指す人はとりあえずこれだけは持っておきたい資格。
結論から言いますが玉掛け技能講習は誰でも簡単に合格できます。
当記事では玉掛け技能講習に不安を感じている人向けに不安を和らげる内容の記事構成となっています。
こんにちは元トラッカーのぎん丸です。
これから玉掛けの資格を取りたい方にわかりやすく説明していきたいと思うので、堅苦しい文面や法令用語はなるべく書かないようにします。
この記事を見ているあなたはこれから玉掛けの資格を取りに行くんだけど玉掛け技能講習ってどんな講習なのか?試験は難しいのか?
なんて思ってる人が多いと思います。
そんなあなたに今一度言います。
安心して下さい!

玉掛け技能講習の試験は難しくありません。
誰でも簡単に合格します!
そして
絶対に落ちない!はずです・・・。
ぎん丸は15年間運送会社に勤めた経験上、数々の人々の話を聞いた中で落ちた人は0人でした。
もちろん自分自身も玉掛けの有資格者です。
玉掛け技能講習の試験に落ちるなんてはっきり言って都市伝説レベルです。
合格するに必要な事は・・・
これからいう2つの事を必ず守るだけです。
- 講習料金を払う!
- 講習に遅刻しないこと!
以上の2つを守るだけで簡単に合格できます。
ふざけてると思うかもしれませんが事実なのです。
ただし万が一ですが・・・
冷たいことを言うようですが玉掛け技能講習に落ちてしまったあなたは(聞いたことありませんが)
この程度の試験に合格できないようではこの業界には絶対に向いてません!
今後あなたが人にケガをさせないためにも、あなた自身がケガをしないためにもこの業界を諦める!
もしくは去ることをぎん丸はおすすめします。
それくらい玉掛技能講習の試験に落ちたあなたはヤバイ奴ってことです。(冗談抜きに)
目次
ガテン系の基本資格「玉掛け」とは

さてこれからは具体的に玉掛技能講習について説明していきます。
建築業界、運送業界で働く人達には持っている、あるいは知っている人も多いのではないでしょうか。
「玉掛け」とはクレーンのフックに荷を掛けたり外したりできる資格です。
制限荷重1t以上の揚貨装置及びつり上げ荷重1t以上のクレーン、移動式クレーンもしくはデリックの玉掛け業務に従事する方は、労働安全衛生法に基く技能講習を修了しなければならないことが義務づけられています。
コマツ教習所 より一部引用。
つまりクレーンで荷を玉掛けして吊って上げたり下げたりして合図を出すには玉掛け技能講習を修了した者しか作業ができないのです。
※1トン未満の玉掛け業務については各安全衛生法、規則により事業者は特別教育を受ければよい。
玉掛けの技能講習と特別教育のちがい

技能講習
都道府県労働局長登録教習機関で技能講習を受講する。
講習科目や講習時間は玉掛け技能講習規程により決まっている。
特別教育
社内で(社内で教育できない時には、社外の教育機関で)安全衛生法に基づき教育を行う。
簡単に言うと
- 技能講習は教習所で受ける。
- 特別教育は会社(教習所でもやってる)で受ける。
ただし重量屋に限らず建築業界、運送業界では特別教育を受けても吊り上げ荷重1トン未満のクレーンでしか玉掛けできないので仕事になりませんし、はっきりいって特別教育だけでは話になりません。
技能講習を受けるのが手っ取り早いです。
特別教育を受けただけでは仕事にならないです。
「玉掛け技能講習」の講習内容は?

さあ玉掛技能講習についてもっと具体的にいきます。
講習時間
労働安全衛生法に基づき講習時間が決められています。
・15時間
・移動式クレーン、クレーン・デリック(旧クレーン運転士免許、旧デリック運転士免許含む)、揚貨装置いずれかの運転士免許所有者。
・小型移動式クレーン、床上操作式クレーンいずれかの運転技能講習修了者。
・玉掛け特別教育修了後、つり上げ荷重が1t未満のクレーン等の玉掛け経験が6ヶ月以上ある方。(特別教育修了証、事業主経験証明必要)
・19時間
上記のいずれにも該当しない方
3日間工程になります。
1日目 9:00〜17:10 座学
「クレーン等の知識」
「玉掛けに必要な力学」
「玉掛けの方法」
ひたすら座学。ガテン系が1番苦手とする分野ですね(笑)
興味ない人にとってはまさに地獄です。
2日目 9:00〜16:10 座学
- 「玉掛けの方法」
- 「関係法令」
- 「学科試験」
一応学科試験があります。
適当です。特に勉強しなくても合格できます。
ぎん丸が受けた教習所では採点されたのすら不明でした(笑)
とりあえず
って言われました。
3日目 9:00〜18:20 実技
- 「玉掛け実技」
- 「玉掛けの合図」
- 「実技試験」
実技試験はそれなりに覚える事はありますが普通にやってれば絶対に合格できます。
ぎん丸が玉掛技能講習を受けた時はかなり物覚えの悪いおじいちゃんがいて
何回も試験をやり直しさせられていましたがそれで合格してましたから。
実技自体は全くもって不安になる必要はありません。
はっきり言って中学生でも受かるレベルです。
※二回目になりますが・・・
万が一にも
冷たいことを言うようですが玉掛け技能講習に落ちてしまったあなたは(聞いたことありませんが)
この程度の試験に合格できないようではこの業界には絶対に向いてません!
今後あなたが人にケガをさせないためにも、あなた自身がケガをしないためにもこの業界を諦める!
もしくは去ることをぎん丸はおすすめします。
玉掛け技能講習の注意点と持ち物
講習自体に対する対策はいっさい必要ありません。※遅刻厳禁
これから教える以下の12点の注意点と持ち物を読むだけで十分です。
- スマホのモバイルバッテリー(ないと暇つぶしできなくなる)
- 服装は半袖、ハーフパンツはNG
- 作業着は不要
- 安全靴不要ヘルメット不要
- サンダルNG
- 筆記用具くらいは持っていきましょう
- 屋外でやる教習所では雨対策(雨天決行)
- 夏は暑いので熱中症対策
- 冬は寒いので防寒対策
- 弁当(教習所によっては宅配弁当を頼めるが味は保証しない)
- 時間がとてつもなく長く感じるので覚悟すべし!
- とにかく3日間耐えるべし!
以上。
しつこいようですが遅刻厳禁これだけは口酸っぱく言われます。
遅刻しない限り絶対に合格できます。
・講習期間中の休み時間はスマホ充電を消耗しますのでモバイルバッテリーは必須です↓
玉掛け技能講習に落ちてしまったあなたは(聞いたことありませんが)
この程度の試験に合格できないようではこの業界には絶対に向いてません!
今後あなたが人にケガをさせないためにも、あなた自身がケガをしないためにもこの業界を諦める!
もしくは去ることをぎん丸はおすすめします。
今後の為に
以上で述べたように遅刻しない限りは合格できるので特に心配はいりません。
どうしても不安なあなたは玉掛け技能講習】実技試験対策・動画5選をご覧ください。
本番は資格を取ってからです。
実際に現場で数をこなして経験を積まなければ技術を習得できないのです。
玉掛け技能講習でははっきり言って技術を習得できませんので、玉掛け作業で気をつけるべき13の基本手順を熟読してから実践デビューすることをおすすめします。
玉掛けの資格は簡単に合格できますが、玉掛け作業は非常に奥深く習得するには相当な年数を必要とします。
そして1番怖いのは事故。
玉掛けをして事故が起きて人に怪我や死亡事故を起こしてしまうと、玉掛けをした人も罰せられるので非常にリスクを伴います。
したがって玉掛けの資格を取った後が特に大事であって、技能講習中に居眠りして頭に入ってこなかったテキストは必ず取っておいてくべきです。
そしてある程度経験を積んでから、改めて法令、力学等の勉強を強く勧めます。
本当は技能講習の時にしっかり勉強した方が良いのですが、経験がない人達には疑問も興味も湧かないためなかなか頭に入ってこないですね。
経験を積んでくるときっと疑問も興味も湧いて来て勉強したくなるはずです。
何度も言いますが玉掛けの資格は簡単に取れますが、玉掛け作業は非常に奥深くシビアで危険が伴う作業です。
事故を起こさない為にも自分の身を守る為にも技能講習後に気を引き締め直して頑張って下さい。
本当に大事なのは技能講習後なのです。

※当ブログではこの記事で紹介した以外にも、自身が経験し体験した役立つ情報を発信していますので講習の合間に以下の記事を参考にしていただければと思います。