技能講習

「初心者」必見!ユニック作業で気をつけるべき18の基本手順

元トラッカーのぎん丸です。

皆さん「小型移動式クレーン」持ってますか?

ユニック操作してますか?

資格取得後が本番ですからね!

「小型移動式クレーン講習」を受講し資格を取ったからには実際にその日から小型移動式クレーンの操作ができます。

しかし資格は簡単に取れても小型移動式クレーンの操作は非常に危険が伴い経験を積みんだ上でさらに基本を守らないと重大な事故を起こしかねません。

いざ実際に現場で小型移動式クレーンを操作するにあたって気をつける事があります。

初心者のあなたは必ずこの手順を守りましょう。

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※クレーン操作者が玉掛け作業をする事を前提に手順を書きました。

初心者はまず18の基本作業を覚えよう

資格者証は常に携帯するべし

「玉掛け」同様基本中の基本。

建設現場での新規入場教育時や直接お客さんから提示を求められる場合もあります。

資格者証がなければ操作できませんので常に免許証などと一緒に携帯しておきま

しょう。

もし資格者証不携帯で小型移動式クレーンを操作しているのが見つかってしまうと、最悪は作業中止、あなただけでなく会社の信用がガタ落ちします。

・「資格者証携帯」よし!

「玉掛け作業者」と合図の確認をする

自分で玉掛けをする時は除きます

※要玉掛け資格

作業開始前には必ず「玉掛け作業者」と合図の仕方を確認しましょう。

合図の仕方

・「合図の確認」よし!

適切な吊り具を選定すべし

自分で玉掛けする場合。

あらかじめ吊り具が指定されている場合を除きワイヤーなのかスリングなのか荷を見てから適切な判断をしましょう。

余裕を見て選ぶことがポイントです。

ワイヤー切断荷重表

・「吊り具の選定」よし!

吊り具の点検をするべし

※自分のトラックの吊り具を使用する場合

建築現場などでは始業前に吊り具の点検が義務付けられています。

不良な吊り具を使用すると事故につながるのでやめましょう。

吊り具の点検

・「ワイヤー」「スリング」亀裂損傷なし!

荷の重心を見極めるべし

吊り荷は必ずしも重心が真ん中ではありません。

荷によっては重心が記されている事もあるのでよく確認しましょう。

重心を間違えて地切りしてしまうと荷が転倒して大事故に繋がる恐れがあります。

・「荷の重心」よし!

荷の重量を確認すべし

当たり前ですが荷の重量をあらかじめ確認しましょう。

重量によって吊り具の選定や玉掛方法も変わってきます。

地切り後に重量計が付いているのであれば確認しましょう。

「荷の重量」よし!

定格荷重表を確認すべし

作業前に必ず定格荷重表を見てブームの長さ、作業半径を頭に入れて最大で何キロ吊れるか頭に入れておきましょう。

定格荷重表の最大値を守らずに作業した為にクレーン付きトラックが横転し下敷きになり死亡するといった事故は毎年おきています。

定格荷重表

・定格荷重表確認よし!

アウトリガーのセットは慎重に

アウトリガーは必ず左右を最大まで張り出しましょう。

その時地盤が緩くないかよく確認します。

状況に応じて鉄板、敷板、角材などで地面を補強しましょう。

※必ずアウトリガー最大張り出しなんていっていますが

実際はアウトリガーを最大に出せない、片方しか出せない現場が多い事実があります。

初心者のうちは経験者にアドバイスをしてもらい横転しないよう慎重に操作をしましょう。

・アウトリガーセットよし!

クレーンのブームは最小限にすべし

クレーンのブームは伸ばせば伸ばす程吊れる荷重は少なくなり、しなりも大きくなります。

横転のリスクを最小限にする為に出来るだけ吊りに荷の側にクレーンをセットして最小限の作業半径で操作できるようにして下さい。

ブームの長さよし!

操作時は周囲の確認をすべし

さあいよいよフックを出して操作に入ります。

まずその前に一度周囲の確認をして下さい。

構築物、人はいないかよく確認しましょう。

フックは必ず人の頭の上の位置にもっていきましょう。

当たったらかなり痛いです(経験あり)

周囲の確認よし!

クレーンのフックの外れ止めを確認すべし

玉掛けする前にクレーンのフックの外れ止めをよく確認しましょう。外れ止めの付いていないフックは使用禁止です。

玉掛けが外れるリスクも高いので必ず点検しましょう。

引用:燃えろ!タマカケ魂より

・「フックの外れ止め」よし!

ワイヤー・スリングの重なりがないか確認すべし

ここでようやくフックにワイヤーやスリングをかけます。

その際フックにワイヤーやスリングが重なっていないかよく確認しましょう。

重なってしまっていると均等に荷重がかからなくなり事故の原因へと繋がりかねません。

・「ワイヤー・スリングの重なり」よし!

吊り角度を確認すべし

玉掛をしてワイヤー・スリングを張ったら吊り角度を確認しましょう。

吊り角度が大きくなるほど張力が増加し安全使用荷重が小さくなります。

引用:燃えろ!タマカケ魂より

「吊り角度」よし!

「玉掛け」よし!

地切り前、今一度周囲を確認すべし

いよいよ地切りまでいきます。

でもちょっと待って!

今一度周囲に構築物や人がいないか確認してください。

万が一荷が倒れてしまったら下敷きになって死亡事故になってしまうかも。

これが「小型移動式クレーン操作」の最大リスクです。

事故が起きれば

  • 玉掛けしたあなた
  • 合図をしたあなた
  • 操作をしたあなたが罰を受けます。

そしていよいよ地切りまでクレーンを巻いて下さい。

慎重にゆっくりゆっくりとじんわり巻かせてくださいね。

※クレーンのアームは荷重がかかる程しなりますのである程度荷重がかかったら一度立ち止まりよく重心を確認して下さい。

・「地切り」よし!

地切り後、荷の安定を確認すべし

地切り後、荷の安定は良いか傾いていないかをよく確認してください。

少しでも違和感を感じたら、再び吊りなおしたり玉掛方法を変えてください。

ここで手を抜いたが為にたくさんの事故が発生しています。

時間は掛かりますが慎重に慎重に行きましょう!

・「荷の安定」よし!

操作はゆっくり慎重に

いさ荷を吊って積み降ろしする際のレバー操作はゆっくり慎重に操作しましょう。

最初は焦れったいくらい遅くても平気です。

急かされても初心者である事を伝えた上で操作しましょう。

※コツとしてはじんわりレバーを押し引きすると作動油の音や車体の振動の変化が体感できます。

その変化を感じて操作するとすぐに上達できると思います。

・操作よし!

作業終了フック、アウトリガーの格納を確認をすべし

さぁ無事に作業終了しました。

よし!帰ろう!

ちょっと待って!

クレーンの格納、ブームの格納、アウトリガーの格納はしましたか?

作業終了と同時に気が抜けてそのまま発進しブームがトンネルに突き刺さった!なんて事故はかなりあるのです。

作業終了後は車両の周りを一周して全てがしっかりと格納できているか確認しましょう。

・フック格納よし!

ユニック基本操作のまとめ

「小型移動式クレーン」の操作手順をまとめてみましょう。

  1. 「資格者証携帯」よし!
  2. 「合図の確認」よし!
  3. 「吊り具の選定」よし!
  4. 「ワイヤー、スリング亀裂損傷なし」よし!
  5. 「荷の重心」よし!
  6. 「荷の重量」よし!
  7. 「定格荷重表確認」よし!
  8. 「アウトリガーセット」よし!
  9. 「ブームの長さ」よし!
  10. 「周囲の確認」よし!
  11. 「フックの外れ止め」よし!
  12. 「ワイヤー、スリングの重なり」よし!
  13. 「吊り角度」よし!
  14. 「玉掛け」よし!
  15. 「地切り」よし!
  16. 「荷の安定」よし!
  17. 「操作」よし!
  18. 「フックの格納」よし!

いかがですか?こちらも熟練者の方々から言わせればいちいちそんな事やってらんないよ!

と声が聞こえてきそうですが初心に戻ることは大切なので今一度初心に戻ってみたらどうでしょうか。

初心者はしっかりと手順をふんで操作して下さい。

終わりに

実際の現場ではまずこんな手順を踏んでやっている人はいないでしょう。

現場は生き物なので常に状況が変わります。

「小型移動式クレーン」の操作の基本中の基本を初心者のうちに身につけることによって経験を積むにつれて基本が身についている人と自己流、我流でやってきた人とは「玉掛け」同様必ず差が出でくるのです。

基本を知らない人は必ず事故を起こします。

基本を知っている人ももちろん事故を起こします。

実は事故を起こした時に基本が身についている人と身についていない人に差が出る事が多いのです。

その差とは一つの事故が軽度の事故か重度の事故になるかの差です。

先程も述べましたが

事故が起きた時

  • その時玉掛けしたあなたが
  • その時合図をしたあなたが
  • その時操作したあなたが

罰せられます。

クレーンの操作による事故で一番多いのは操作時トラックの転倒死亡事故です。

トラックが転倒したいなさ為には必ず定格荷重を守り、有効作業半径とアウトリガーの張り出しのルールをしっかりと守る事です。

事故が起きた時、その当事者があなたにならない為にも基本をしっかりと身につけ今後たくさん経験を積んで「小型移動式クレーン」の熟練者になって下さい。

そしてこの記事を最後まで読んでくれた「小型移動式クレーン」の熟練者の皆さま今一度、初心に戻って明日から安全作業をしてくれる事を祈っています。

それは自分の為にも、会社の為にも、仲間の為にも、家族の為にもですよ。

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