あおり運転

トラックのクラクションはうるさいだけで本当に迷惑な話

こんにちは元トラックドライバーのぎん丸です。

運送会社に勤めていた時にクレームの多かったベスト3を紹介します。

  1. クラクションを鳴らされた
  2. 幅寄せされた
  3. 車間距離が近い

当記事ではクレーム多かったNo,1クラクションを鳴らされたについて自論を紹介します。

ぎん丸
ぎん丸
「トラックドライバーのみなさん、不要な爆音クラクションを鳴らしていませんか?

 

こちらはクレームに対してドライバーの言い訳ベスト3

  1. 危険回避だからしょうがない
  2. 相手の車に腹が立ったから
  3. 相手の運転を正してやってる

ちなみに名の知れた運送会社であれば、クラクション(ホーン)を鳴らすだけでクレームの電話やメールが当たり前のようにきます。

当時の運送会社ではクラクション禁止令が出たほどです。

ちなみにこのクラクション禁止令は挨拶代わりでもNGでした。

危険回避だからしょうがない

こういった言い訳をするドライバーのドラレコを見てみると、大抵は危険回避の前に危険予知運転ができていないケースが多いです。

  • 見通しの良い交差点
  • 見通しの悪い交差点
  • 店の出入り口付近
  • 高速道路のIC.JCT付近

相手は何かしらのサインを出してきます。

  • 速度が落ちる
  • ブレーキを踏む
  • フラフラする

プロドライバーなら相手のささいなサインを見逃さず、あらかじめ危険予知をするのが当然です。

危険予知運転ができていれば、あらかじめスピードを落とすなどの対策ができるので不要なクラクションを鳴らさずに済み、難を逃れられるケースがほとんどです。

そんな言い訳をするドライバーは「それができない、あるいはしない」から不要な爆音クラクションを鳴らすのです。

ぎん丸
ぎん丸
「こういうドライバーは事故やミスが多い傾向がありました」

相手の車に腹が立ったから

これは論外でプロドライバー失格です。

気持ちは痛い程わかります。

しかしながら、プロならば自制しなければいけません。

  • 急な割り込み
  • 急な飛び出し
  • 高速道路のサンデードライバー
  • フラフラ挙動不審のじいさん、ばあさん

公道には腹が立つ運転をするドライバーがわんさかいます。

年間数万〜数十万キロを走行するプロドライバーのあなた自身が一番わかっているでしょう。

そんなドライバーにいちいち腹を立て爆音クラクションを鳴らしていたらキリがないし、疲れます。

  • 急な割り込み
  • 急な飛び出し
  • 高速道路のサンデードライバー
  • フラフラ挙動不審のじいさん、ばあさん

わかているならクラクション単発で良くないですか?

あんなに長く爆音クラクションを鳴らす意味がわかりません。

ぎん丸
ぎん丸
「気の短いドライバーも事故が多い傾向があります」

相手の運転を正してやってる

ちょっと意味が分かりませんが、内訳としてはこちら↓

  • 相手が危険な運転をしている時
  • 交通標識を見ていない車
  • 無駄にブレーキを連発している時
  • 青信号で発進しない車
  • 交差点でもたついている車

簡単に言うと相手の運転に対して自分がイライラしている時ですが、クラクションを鳴らして「相手に間違いを教えてあげている」らしいです。

気持ちはわかりますが、その程度で爆音クラクションを鳴らしていてはプロドライバー失格です。

ぎん丸
ぎん丸
「そんなドライバーに限って自信過剰が多く、ちょくちょく事故を起こします」

基本的にクラクションを鳴らしてはいけない

道交法52条2項によると、クラクションは「法令の規定による場合」と、「危険を防止するためやむを得ないとき」のみ使用が認められています。

そして「法令の規定による場合」については、52条1項で次のように規定されています。

車両等の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。

1 左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。

2 山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。

引用:一心総合法律事務所

 

危険を防止するためにやむを得ないケースってそんなありますか?

常に周囲に気を配り、危険をあらかじめ察知する危険予知運転をしていればなかなか遭遇しないはずです。

ちなみにぎん丸がトラックドライバーだった時にフルブレーキをかけるほど危険なケースに遭遇したことが数回ありますが、はっきり言ってクラクションを鳴らしている余裕なんかないです。

現役ドライバーの方々どうでしょう?

ぎん丸
ぎん丸
「クラクションをむやみに鳴らす人は危険回避ではなく、わざとやっているとぎん丸は認識しています」

クラクションはうるさくて迷惑

情報化社会の現代ではインターネットで日本全国、世界中に情報を共有できる手段が数多く存在します。

数多くの情報発信源の中でもTwitterをなめたら痛い目に合います。

むやみやたらに爆音クラクションをならすとあおり運転だと思われTwitterで拡散されます。

Twitterで「トラック クラクション」で検索するだけでトラックドライバーに対しての怒りのツイートがわんさか出てきます。

Twitterの拡散力は凄まじく、瞬く間に何千、何万とリツイートされTVなどのメディアで取り上げられるケースが最近は急激に増えています。

ぎん丸
ぎん丸
「社名、ナンバーがネットで晒され炎上すると取引先にも迷惑が掛かり、最悪あなたの会社はつぶれます

トラックドライバーは見られている

過去記事でも何度か紹介したようにトラックドライバーは常に周囲から見られていますし、何よりも目立ちます。

むやみやたらに爆音のクラクションなんか鳴らしたら

一般人
一般人
「だからトラックの運ちゃんは・・・」

「トラックの運ちゃんガラ悪いよね」

「こんなトラックはネットに晒してやる!」

ぎん丸
ぎん丸
「ネットは本当に恐ろしいですよ。

明日は我が身です」

挨拶代わりでもクラクションを鳴らすべからず

これが結論です。

クラクションを鳴らすほどの危険なケースに遭遇したらクラクション単発でかるく知らせてあげるくらいで十分です。

あんなバカでかい音量の爆音クラクションなんか鳴らされたら、一般人からしたら恐怖でしかありません。

エアーホーンなんてもってのほかで自分はアホだと言っているようなものです。

挨拶代わりのクラクションは個人的にありだとは思いますが、ダンプがやりがちなエアーホーンでのアホ挨拶クラクションだけは許せません。

ぎん丸
ぎん丸
「ダンプの挨拶クラクションはほんと迷惑」

おわりに

ぎん丸は業界経験者なので、トラックドライバーの大半は良い人だしマナーをしっかりと守るプロドライバーだってことはわかっています。

しかし一般人の認識は違うのです。

一部のマナーの悪い輩のせいで残念ながらトラックドライバーのイメージは悪いです。

大半のトラックドライバーがマナーよくプロ意識を持って公道を走行していても、ごく一部の輩が爆音クラクションを鳴らしまくることによって、一般人にはトラックドライバー全員がそういった目に映るのです。

腹が立ちませんか?

爆音クラクションを鳴らすのはやめましょうよ・・・

 

トラックドライバーとして誇りを持って仕事をしているのであれば、爆音クラクションを鳴らす前に危険予知運転をして一歩身を引いて鳴らさなくてよい運転をしてはいかがでしょうか?

それが真のプロドライバーです。

ぎん丸
ぎん丸
「どこで誰が見ているかわからない・・・」

 

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※当ブログでは15年間のトラックドライバー生活で経験した知識を多く発信しています。

こちらの記事は業界経験者だからこそ言えるリアルな内容盛りだくさんですので参考にしてください。

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