運送会社時代

運送業界の現状。数万の庸車(ようしゃ)・下請けのトラックがあなたの荷物を運んでます。

運送業界の市場規模   145,449億円

運送業界上位10社の売上高 約92,100億円

残りは大半の庸車・下請けが支えている現状をご存じでしょうか?

当記事では運送業界の現状と業界を支える庸車・下請けの実情に特化した記事構成となっています。

 

 

元トラッカーのぎん丸です。

トラックの運転手が不足している今、トラックドライバーの求人はそこかしこに増えています。

これか運送業界に入ってトラックドライバーになりたいと思う方。

実際の所運送業界ってどうなの?って思いませんか?

運送業界の給料事情を紹介します

・運送業界の平均年収

大手企業ドライバー 450万円

中企業ドライバー  380万円

小企業ドライバー  350万円

参考:平均年収.JP

リアルに運送業界に携わってきた「ぎん丸」から言わせていただくと

トラックドライバーの年収は300万円〜800万円位ですかね。

幅広すぎ!って思うかもしれませんがそれが事実です。

ちなみにドライバーではありませんが、大手運送会社の上層部クラスになれば年収1000万円以上も十分に可能です。

実際には乗務するトラックの種類や仕事の内容、会社の規模によってによりかなりの違いがあります。

ちなみにぎん丸がトラックの運転手時代にもらっていた年収は600万円です。

  • 月収   40万円 
  • ボーナス 60万円×2

はっきり言ってトラックの運転手にしてはかなり良いほうです。

大手企業だったので就業規則もしっかりしていたし残業代5分単位で支給されていましたし、労働組合もありましたので会社は好き勝手にできなったのですね。

もちろん移動は全高速です。

そもそも運送業界も一般の企業と同じですからピンキリなんですよ。

運送会社も一般企業と同じで会社によって給料体系は様々です。

さてこれからは15年間トラックドライバーをしていたぎん丸がまず運送会社の現状を記事にしたいと思います。

ダンプ、生コン関係はわかりませんが・・・。

運送業界は大手企業が業界の8割強を占めている

まずは、平成27年度時点での日本の運送業界をざっくりと数字でみて、感じてください。

日本全国の運送会社の総数は62,176

日本全国の運送会社の従業員数185万人。

そのうちの全企業の中小企業率99.9%

・国内貨物総輸送量

トラック輸送トンベースで約9割

トンキロベースで約5割(残りは航空、鉄道、内航だがその過程まではほぼトラックで輸送している)

 

この62,176社ある内の運送会社がすべて会社ごとに荷主と直接契約を結び仕事をして収入を得ているわけではありません。

実は荷主と直接契約を結び収入を得ている会社は一部なのをあなたはご存知ですか?

じゃあその一部の会社はどこなの?

当たり前ですけど大手企業、もしくは大手企業の系列子会社(ロジスティクス部門)です。

運送業界を牛耳る大手企業達

どの業界でも業界を牛耳るのはトップに君臨する大手企業です。

・運送業界の市場規模   145,449億円

平成26年度時点 トラック協会より

・売上高ランキング(平成27-28)

1位 日本通運 19000億円

2位 日本郵政 18900億円

3位 ヤマトHD 14000億円

4 日立物流 6800億円

5位 セイノーHD 5500億円

これら上位5社の売上高を合計してみると

64200億円

これに最近上場したSDホールディングス(佐川急便)9400億円を合計すると上位6社で国内の売り上げの 5割強を占めている事になります。

62,176分6ですよ業界売り上げの5割強を占めているのです。

・さらに6位以下

6位 山九 4894億円

7位 センコー 4340億円

8位 近鉄エクスプレス 4202億円

9位 福山通運 2545億円

10 鴻池運輸 2525億円

6位から10位の売上高を合計してみると

18500億円

ちなみにこちらの5社を合計しても業界最大手の日本通運、日本郵政の売上高には届きません。

上位10社で合計してみると

約92,100億円

運送業界の市場規模

145,449億円

11位以下はこちら💁‍♂️業界サーチ を参照して下さい。

これらの売上高の合計を見てみると日本の運送会社業界の売り上げの約7上位10が占めているという事がわかります。

上位10社の大手企業が業界の売上高の約7割を占める現状

大手運送会社上位の10社で運送業界の売り上げ 約7を占めている。

残りの数万社が 約3である約5兆3千億円売り上げを占めている事になります。

ちなみにこれらの数万社をの売り上げを合計してようやく業界トップ3日本通運、日本郵政、ヤマトHDの売上高に届く計算になります。

 

この運送業界の状況から何がわかるのか?

以下数万社の大多数は直接荷主との契約をせずに大手運送会社の庸車(ようしゃ)、下請けとして荷物を運び売り上げを確保しているといる会社が大半を占めているのです。

直接荷主と契約している運送会社ももちろんあります。

なぜ中小企業は直接荷主と契約しないのか?

厳密に言えば直接契約できないのです。

それは考えていてみれば当然の事ですが、みなさんは何か物を運びたいと思ったらどうしますか?

一般消費者の多くはとりあえず日本郵政、ヤマト運輸、佐川急便あたりを検討しますよね?

知らない運送会社には荷物を運んでもらおうとは思わないはずですし選択の余地がないのです。

たとえば引越しするなら日本通運、サカイ引越センター、アート引越センター、アリさんマークの引越社あたりの大手企業に頼むのでは。

引っ越し業者については以下の記事で詳しく書いていますので参考にしてください↓

あわせて読みたい
引越し業者の良い作業員が来る確率を上げる2つの方法普通、素人では引越しがてきないから引越し業者を頼みますよね? https://ginmaru-blog.com/hikkosi-s...

知らない運送会社に自分の家財や製品を運んでもらうのは少々不安ですしね。

企業向けなら日立物流、西濃運輸、福山通運、トナミ運輸といったところですか。

しかしあなたが頼んだその荷物の多くは残念ながら頼んだはずの運送会社の所有しているトラックでは運ばれていません。

実はそれらの荷物の大半を庸車(ようしゃ)下請けの名前の知らない町の運送屋さんが運んでいるのです。

豆知識として日本の大手運送会社で貨物を100%自社で輸送している運送会社はほとんどありません。

むしろ自社便でなく庸車、下請けの割合が多いです。

直接荷主と契約できないのにどうやって収入を得るの?

直接荷主との契約をもたない運送会社は売り上げを確保できません。

じゃあどうするの?

直接荷主との契約をもたない運送会社大手運送会社の荷物を依頼され庸車、下請けとして収入を得るのです

知っていますか?日本の物流は庸車、下請けが支えているのです

庸車とは?

庸車(ようしゃ)とは?

自社の仕事を下請けの運送会社や個人事業主の業者に依頼をする事 。

大手の運送会社が固定費を下げる為に台数制限をし、繁忙期に台数が足りなくなった時だけ 依頼をする事が一般的です。(繁忙期以外もよくある)

荷主にとってのメリットは緊急時の対応が出来る・計画的な配送が出来る事。

運送会社にとってのメリットは、安定した収入が確保出来る事などです。

問題点は、孫受け、ひ孫受けの業者さんは、十分な収入が得られないなど、ドライバーの雇用環境が 悪くなるという点があります。

株式会社プラウド より引用

つまり大手運送会社の下請けです。

自分の会社では直接荷主との契約がとれない又はとらない為、大手運送会社の庸車、下請けとなり大手運送会社の荷物の依頼を受けて代わりに運ぶ事で収入を得ているのです。

庸車、下請をするメリット、デメリット

  • 大手運送会社から定期的に仕事を依頼される為安定した収入が望める。
  • 直接荷主との関わりがないのでトラブルが少ない。
  • 責任を大手運送会社が肩代わりしてくれる事が多い。
  • 大手運送会社がやりたくない仕事を頼まれる。
  • したがって仕事がきつい。
  • 基本的にブラック企業ばかり。
  • 無理な運行を要求される。
  • 立場が弱い。
  • こき使われる。
  • 家に帰れない。

デメリットばかりですが…。

よくみなさんが道路で見る

〇〇運送、〇〇運輸、〇〇商事、〇〇商運

などといったみなさんが名前の知らない運送会社のトラックは多くが庸車、下請けとして大手運送会社が依頼を受けた荷物を依頼されて運んでいるのです。

下請けの中には大手運送会社の看板を背負った下請けもいます。

ぱっと見て大手運送会社に見えますが実は、下請けだったりする事は良くある事です。

見分け方としてはトラックのキャブのピラーを見てください。そこにはその会社の正式名称が書いてありますから。

本体か下請けか見極められます。

大手企業が下請けに自社の看板を背負わすメリット、デメリット

  • 自社をアピールできる
  • 下請けだと気付かれない
  • ドライバーに自覚がない
  • クレームがくる

庸車、下請けのドライバーが大手運送会社の看板を背負っているから気をつけようなんて思っているドライバーは限りなく少ないですから。

デメリットの方が大きいです(笑)

ヤマト運輸は20183月中旬より下請けにユニフォームの着用を禁止した。

あまりのクレームの多さに対応したとの事。

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おわりに

庸車、下請けのドライバーのデメリットばかり書いてしまいましたが…

以前に日本の国内の国内の貨物輸送の9が陸送である、つまりトラック輸送であると記事に書きました。

日本のトラック輸送全体の売上高7が上位数十社の大手企業が占めている。

日本のトラック輸送全体の売上高3数万社中小企業が占めている。

その売上高7割以上大手企業数十社数万社庸車、下請け中小企業が支えている。

ここでいう中小企業とは街で365日見かけるあなたが見知らぬ町の運送会社の事です

つまり町で見る名の知らないトラックの大半が庸車、下請けとして大手企業の荷物を運んでいるドライバーの方々なのです。

しかも庸車、下請けのドライバー達は無理な運行が多く、寝不足のまま運行するなんてザラですし、運賃は大手にピンハネされてしまう為、薄給です。

このご時世今だに街の運送会社はブラック企業が多いです。

大手運送会社は自分達の身を守る為、楽な仕事をし、きつい仕事は下請けに丸投げします。

運送業界も日本の縮図のように大手企業ばかり儲かり中小企業には還元されない。

こうした事を今後変えていかないとますますトラックドライバーが少なくなってしまいます。

いまの日本は街の運送会社のトラックドライバーの方々が日本の物流を支えている事は紛れのない事実なのです。

今後、私達の今現在の当たり前に物がある生活ができなくなってからでは遅いのですから。

 

庸車のメリット・デメリットをさらに詳しく書いた記事ですので参考にしてください↓

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運送業界については以下の記事にそれぞれ詳しく書いていますので参考にしてください↓

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